冠婚葬祭おつきあいにおける、ギフトのマナー

「基本的なお付き合いのマナー」を身に付けて、周囲の人々に対して気持ちを上手に表現出来るような、立派な“マナー美人”を目指しませんか。

冠婚葬祭をはじめ、日頃の様々なお付き合いの中で、ごく自然に気配り出来るのが素敵だと思います。

ふとんの丸正では、日常の様々な贈り物に最適な商品を豊富に取り揃え、目的に応じたアドバイスをいたしております。

結婚引出物・内祝い

皆様からの心のこもったお祝いには、「これからもよろしくお願いします」という二人の思いを込めたお返しものを。そこからさらに豊かな人間関係を築いていけるでしょう。

☆引出物は感謝を伝える最高のアイテムです、使って頂けるもの・いくつあっても困らないものを選びましょう。

☆予算は披露宴の飲食料金の3分の1から2分の1が目安です。

☆高額のお祝いを頂いた方には、後日あらためて内祝いを贈ると良いでしょう。

☆地域の習慣は、ご両親や年長者に相談しましょう。

結婚祝い

新たな人生を歩み始めるお二人にとって、これまでの人生で最大の喜び事。喜びを分かち合いながら、心からの祝福を贈りましょう。

☆キッチン用品やインテリア小物が中心となりますが、親しい間柄であれば、本人が希望する品を聞いてから贈っても良いでしょう。

☆品物を贈る場合は、刃物や鏡といった割れ物は「切れる」「壊れる」ことを連想させるため、本人が特に希望しない限り避けましょう。

出産内祝い

お祝いしていただいた方々への、心からの感謝の気持ちをカタチに。新しく家族に加わった赤ちゃんを紹介するという意味でも、家族にとって大切なお返しです。

☆出産後1か月前後にお子様の名前で贈ります。消耗品や実用品が一般的です。

☆予算は、いただいたお祝いの2分の1が目安ですが、一律に同じ品でなく相手に合わせて変えても良いでしょう。

☆お世話になった病院の先生や看護士さん、里帰り出産でお世話になった実家へのお礼も忘れずに贈りましょう。

出産祝い

誕生してまもなくは、さまざまな行事が続きます。出産後何かと大変なお母さんの体力の回復が十分でない時期だけに、相手を気づかうことが大切です。

☆出産祝いはベビー用品が一般的ですが、重複を避けるために1年後2年後に使える品を贈るケースもあります。また親しい間柄であれば、欲しいものを確認してからでも良いでしょう。

☆他にもお宮参り祝い、お食い初め祝い、初節句祝いなどの時にお祝いの品を贈ります。

仏事

葬儀や法要は、昔からのしきたりや作法など、細かい決まりが多く存在します。基本的なことだけでもおさえておき、お悔やみの心をきちんと伝えましょう。

☆供物は宗教により異なります。仏教の場合は菓子・果物が一般的ですが、生花や生前の個人の好物を備える風習もあります。

☆香典返しは、仏教では七七忌明けに、供物・供花・香典をいただいた方全員に無事に満中陰を迎えたお礼として品物を贈ります。他のお返しと同じく「半返し」がマナーです。

☆一周忌・三回忌などの年忌法要に招いた方には、日用品などの引出物を手渡し供物へのお返しとします。

見舞い

お見舞いの場合は、先方の心中を察し、気配りを忘れず励ますのが基本です。

☆入院直後や手術の前後は避け、相手の状況を確認した上で持参します。

☆快気祝いは、全快の報告と感謝の意味で退院して10日後ぐらいにお見舞いをいただいた方全員に贈ります。お菓子や石鹸などが多く、予算はお見舞いの2分の1が目安ですが一律でも構いません。

☆災害見舞では、生活必需品などすぐに必要なものを速やかに贈りましょう。

祝賀記念

家を新築したり、事業を始めるなどの重要な節目に、心からお祝いする気持ちが大切です。

☆新築祝いでは、趣味や家の大きさなどを考慮して選び、新築披露の席に持参するか前日までに届けます。火に関する物や赤いものを贈るのはタブーとされています。

☆開店開業祝いには、時計などの縁起物、実際に事務所やお店で使いそうなものを開店開業当日までには届けましょう。火に関する物や赤一色のものは避けた方が無難です。

歳時年祝い

日頃からお世話になっている方へのお中元・お歳暮、そして七五三・入学祝などお子様の成長の節目には、先方の環境や好みを考慮した品を贈りましょう。

☆七五三では、洋服や靴、絵本やおもちゃなどを贈るのが一般的で、11月の始めころから15日までには届けます。お返しは「内祝」として子供の名前で当日より1週間以内に贈ると良いでしょう。

☆入園・入学のお祝いには学用品や実用品、就職祝いには新生活に役立つものを選び、決定後なるべく早く贈りましょう。お返しは「内祝」としてお子様の名前で当日より1週間以内に贈ります。

☆中元・暑中見舞は、食料品や日用品など後に残らない消耗品を選び、7月初めから15日くらいまでに贈りましょう。なお関西以西は8月初めから15日くらいまでが一般的です。

☆歳暮・御年賀は、先方の好みや家族構成をリサーチして選び、12月初めから25日ぐらいまでに贈ります。年内に届けられない場合は「御年賀」として元日から松の内までに贈ります。当家や先方が喪中であっても差し障りはありません。

長寿祝い

人生の“大先輩”に、心からの敬意と思いやりを。日頃から伝えたくてなかなか伝えられない感謝の言葉を添えて、敬老の日や賀寿など、おめでたいご長寿をお祝いしましょう。

☆敬老の日・賀寿いずれも、ご本人の趣味に合わせたものや、日頃欲しがっておられるものが良いでしょう。体をいたわる健康グッズやこだわり素材の上質な日用品など、ご長寿ならではの視点で選ぶと喜んでいただけます。

☆賀寿の名称。還暦(61歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)、百寿(100歳)、茶寿(108歳)、皇寿(111歳)、珍寿(112歳)と続きますが100歳以降は毎年お祝いしましょう。年齢は数え年です。

母の日

アメリカのアンナ・ジャービスという女性が母の愛をしのび、教会でカーネーションを配ったのが始まりです。いつも変わらぬ愛を注いでくれるお母さんに、精一杯感謝しましょう。

☆お花に限らず、お母さんが日頃から欲しいと家族にもらしていたものを思い出してみましょう。自分のお母さんに限らず、お母さんのように慕っている人に贈っても喜ばれます。

父の日

母の日の存在を知ったアメリカのジョン・ブルース・ドットという女性の、父への感謝がきっかけで生まれました。ちょっと照れ屋さんのお父さんにも、たっぷりの愛を贈りましょう。

☆あまり高価ではなく、身に付ける物や趣味の品などから好みを考え選ぶと良いでしょう。妻が夫のお父さんに、夫が妻のお父さんへ贈ることも習慣になっています。